« 幸せな小金持ち-5 | Main | 経営参謀の発想法 »

September 12, 2005

フリーランチ投資家になろう!

freelunch-tousika

岡崎 良介 (著)

書籍データ
単行本: 243 p ; サイズ(cm): 19
出版社: ダイヤモンド社 ; ISBN: 4478600449 ; (2005/04/08)

皆さん、選挙にいかれましたか?

郵政民営化もいいですが、サラリーマン増税で今後ますます厳しい世の中になりそうですね。

先日よんだ本の

「国は頼るところではない。利用するのだ。」
「どこかに預けるという発想をやめよう」

が頭によぎりました。

その本が今回の「フリーランチ投資家になろう!」です。


何もしないのに、お金は24時間ノンストップでふえる。世界のお金持ちはみんなやっている、世界で一番効率のいい投資。

本の広告を見てついつい手にとってしまいました。

あくせく働くのはやめて、人生をエンジョイしよう!
マンション経営などやってはいけない!
デイトレなどやってはいけない!株の売買は月1回で十分!

などなど、帯書きにかいてあり、興味を引きました。

なんといっても、「フリーランチ投資家」というのがいいではないですか。

すごい内容かなと、立ち読みをやめて買いました。


株のデイトレードなどとはちがい、真っ当な内容でした。(デイトレが悪いといっているわけではありません。念のため。)

「分散投資」+「長期投資」が大切です、という趣旨だと理解しました。

筆者はポートフォリオの重要性を説き、国際分散投資を勧め、外国債券と外国株、それに日本株も加えた
筆者おすすめの長期投資ポートフォリオ例を挙げています。

難しいハリー・マコーウィッツのポートフォリオ理論の話やアルファ、ベータ、CAPMなど一言も書いていませんが、わかりやすい例で近代ポートフォリオ理論の一端が学べます。

著者の推奨理由も、過去の債権、株式の騰落率を例にだして、具体的に検証した上での説明なので、初心者にも具体的にどう行動すれば、どういうものを買えばよいのかある程度わかるようになっているので、すぐにでも行動できる内容です。

ただし、「証券会社に行ってみよう」と著者は気軽に書いていますが、きちんと答えることができる証券マンが何人いるでしょうか?


著者のコスト/リスク、の考え方など全体に内容がわかりやすく、筋道だった解説の仕方です。思った以上にいい本だと思いました。

筆者は外国債券70%+外国株30%がいいとしていますが、日本株にも投資したい人にも3つの重要な指標

・景気回復を告げる「中小企業景況感指数」

・景気後退を告げる「鉱工業採算指数の在庫」

・景気の継続力を見る「鉱工業生産指数の耐久消費」

をあげています。

ここまで、具体的にまた絞った指標を出して、経済の流れまで説明している投資の本は多くはないと思います。
筆者の考えに異論がある人もいるかと思いますが、一読しておいてもいいのではないでしょうか。


著者は最初のほうに書いています。

「自分で調べ、研究し、実践すればあなたもお金が自分で稼いでくれる「フリーランチ投資家」になれる。」

何気ない一文ですが、最初の5文字で多くの投資家が脱落してしまうのではないでしょうか?


私は著者の投資法はすばらしいと思います。

ですが、実践しません。

オフショアファンドの一部では外国債券を買っていますし、外国株も直接的、間接的に買ってはいますが、著者のやり方ではありません。

残念ながら投資額の少ない私では、著者のやり方ではフリーランチ投資家になるのに年月がかかりすぎると自分なりに思っているからです。

自分流のやり方である程度資産が築けたとき、著者のやり方を試してみようと考えています。

|

« 幸せな小金持ち-5 | Main | 経営参謀の発想法 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90446/5898664

Listed below are links to weblogs that reference フリーランチ投資家になろう!:

» メキシコ・ペソ建利付債券 [怠慢我侭日記]
 今後、国際分散投資を進めていこうと検討しているところであるが、E*トレード証券 で募集しているメキシコ・ペソ建利付債券というものに興味がある。メキシコという国の実情とペソという通貨の価値についてはよく知らないが、年7.83%という高利率にひかれる。しかも利息は毎月払いである。  例えば、為替損益を考えないとして、この債権を105万円分買えば、毎月5160円ほどの利息がもらえ、満期の4年後には合計... [Read More]

Tracked on September 15, 2005 at 09:30 PM

« 幸せな小金持ち-5 | Main | 経営参謀の発想法 »