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July 10, 2005

今の仕事に満足していない人のための本

imanosigotoinmanzoku

野村 正樹 (著)
価格: ¥1,470 (税込)
書籍データ
単行本: 235 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 日本経済新聞社 ; ISBN: 4532164125 ; (2002/03/18)


中国株配当はまだ続きますが、中国株ばかり続いたので、今日は少し別の話です。


数年前、本当に会社がつらく、(仕事の内容というより人間関係が大きかったと思います)、不安になった時に思わず買った本です。

経済的不安に対してはお金の知識を勉強し、人生の漠然とした不安には、幸せな生き方やツキ、運なども勉強し、多くの先輩方との出会いにより、当時の不安の多くは今は解消されています。

その当時のことを振り返りながらもう一度読むと、なるほどなー、今なら著者の言いたいことが分かる、と納得する場面が多くありました。何事も経験していないと分からないことが多くあるものです。


著者の仕事の大前提は3つ。
1.仕事はつらくて当たり前。楽しかったら、金を出せ!
2.本当に満足できる仕事は、本人が一番知らない。
3.嫌いな仕事は宝の山。キツイ仕事は、宝に近づく人を防ぐ壁。

本田健さんの「きっと、よくなる!」でも、他の多くの書物でも、人生のピンチが結果的に良い方向に向く転換地点だと述べられています。著者が伝えたいことも似たようなこととだと思いますが、そのあたりは長年のサラリーマン経験もちりばめた読みやすい物語仕立てになっているので、すんなりとうけいれやすいとおもいます。
ただ、やはりどん底の人には何を言っても届かないような気はしますが、、、、

わたしはどちらかというと「文句たれ」で、不平不満をよく口にしていました。
今では、次のように考えるようにしています。

「他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」


サントリーに28年間勤務した著者も述べています。
・「仕事を替える」前に、「自分を変える」努力をしよう。
・「自分を磨く」時間を持とう。
・転職の決意は、その後でも遅くない。
・辞める決断は、五秒もあれば出来るから。


著者は不遇、不満は会社を辞める理由にはならない、組織の中で自らを高める最大のチャンスだとも強調しています。その自分を高める方法として、精神論やべき論ではなく、著者の体験から、5つのことをあげています。
1.苦手分野の学習
2.苦手な人とのつきあい
3.体験領域の拡張
4.時間の価値を知り尽くす
5.対人関係力

そのうえで、いくら能力を高めても、まだ十分ではないといわれています。

車を例にして、性能(武器)と、エネルギーの注入、そして、取り組む姿勢が大切だと。


能力を磨くよりもまず、
情熱と人間力を高めておこう。
まじめに頑張る人、誰からも好かれる人には
能力は黙ってあとからついてくる。

つらい時にイロイロ他人から言われてもなかなか聞くことは出来ないものです。
そのような時に、この本はいいのではないかと思うので、
仕事で悩んでいる後輩に教えてあげようと思います。


実体験を基にした物語とはべつに、著者の格言がいくつかかかれています。
読んだ人の人生経験によって、受け止め方は違うとおもいますが、なるほど、と思うことが多くあります。
書棚の整理のため本を譲るので、少し長いですが、書き出しておきます。

仕事には「良い不満」と「悪い満足」がある。
「良い不満」は人を成果に導くが、
「悪い満足」は人の成長を休ませる。
しかも本当の満足は、不満の中に隠れている。

会社員の幸運と不運は、
オセロ・ゲームの白と黒。
アッというまにすぐ変わる。
最後まで本当の結果はわからない。

「最悪だ」「悲惨だ」と言える間は大丈夫。
本当の絶望の淵に立てば、
もう一切の言葉は出ない。
悲劇に酔うな、自分に甘えるな。

”会社を辞めたい理由”の多くは、
“悪魔の呪文”にそっくりだ。
唱えるほどに誰かを憎み、
唱えてみても救われない。


職場に渦巻く不満・不幸・不運・不遇は、
晴れた日の「影」に似ている。
消せはしないが、気にしないことはできる。
いつも太陽に顔を向けていれば、絶対に見えない。

「今の仕事に不満がある」のは、
「今は仕事に就いている」から。
仕事がなくなったその日から、
「不満」は「不幸」に名を変える。

不満だらけの職場にいても、
満足はあなたの近くにきっとある。
そうなのだ。今のあなたのままでいい。
これからも、今のあなたのままがいい。

不満は苦い良薬。満足は甘い媚薬。
今日、手にする不幸のタネは、
明日、幸運という名の花になる。
いつかは、幸福の実をつける。

<ひとつの結論>
凡人は不満を嘆き、
賢人は不満に学び、
達人は不満を活かす。
そして偉人は不満をも楽しむ。

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